reacTable Modoki Hardware Test

動画をご覧いただければ分かると思いますが、現時点では音のコントロールは省いていますがそれっぽく動いています。指のタッチ認識も微妙ながら可能になっています。

では実際にreacTableを自作しようと思うと、ソフトウェアとハードウェアの両方でやることが結構あります。先日の動画をご覧いただければ幸いですが、ソフト面では、認識にreacTIVision、描画にprocessing(proce55ing)と音にsupercolliderを使い”ふーん”と言ったものが構築できます。モジュラーシンセ型ではないですが・・・・・・

では、ハードウェアの方はどうかというと、本家reacTableではRear DIという方法を使用し構築しているようです。Rear DIに関してはこちらを参照していただければ分かると思いますが、スクリーン(タッチ面)の下から赤外線LEDを照らし、タッチ面に触れた指などによって起こる赤外線の反射をIRカメラによって認識させる、といった方法です。Multitouchに用いられている手法の一つですね。Rear DIは他のMultitouch手法と比べ安価に簡単に構築出来る手法ですが、他の手法と同様に赤外線LEDと赤外線カメラ(もしくはUSBカメラの改造)が必要であるため結構面倒、かつそれなりにお金もかかってしまいます。
そこで、ここでは赤外線を一切使わずにfiducialマーカと指タッチの両方を認識させる手法を紹介します。これを用いればかなり安価にハードが構築できます!あんましロバストな認識は得られませんが、自宅で遊ぶには良いかと。(ただし、USB(web)カメラとプロジェクタをお持ちであることが前提となっております。これらが一番お金かかりますがorz)


では本題に入ります。以下、用意するものです。

  • PC(win、linuxmacのどれでも大丈夫です)
  • プロジェクタ(映ればなんでも構いません)
  • USBカメラ、webカメラ(とりあえず安いもので構いません、僕のはLogicoolのQVP-61で1.5Kくらいです)
  • スクリーン(透明の板、アクリル、PP等)
  • スクリーンを載せる台(1m位の高さがあるといいです)
  • 各種ソフトウェア、reacTIVidion、proce55ingなどの描画ソフト、SC3のなどの音ソフト
  • あれば鏡

これらのみを用いて構築していきます。プロジェクタに一番お金がかかってしまいますが、なんとかして入手してください。また、スクリーンに用いるものとして、一般的にはアクリル板とトレーシングペーパなど薄手の紙を組み合わせますが、アクリル板は結構お高いものです。(640*480で4kくらいかかります。)そこで、ダイソーのPP厚板シート(サイズ300*470、暑さ1.2mm)を用います。そうです、100円です!以上、最安(?)のプロジェクタであるプロジェクタ X Pro920を購入したとして、4万円以下になるかと思います。(このプロジェクタがどういったものかは知りません、もしかしてreacTableっぽいものを作るのに向いていないかもしれません)運よく、SONYの古いプロジェクタを譲り受けた僕は、総額2k円もかかっていません!
これは、実際に構築したものです。

台は、近所のドラッグストアで貰って来た2Lペットが入っていたダンボール2箱を切った張ったで作りましたwウーロン茶の箱がお勧めです!実は、ウーロン茶とreadcTableって相性良いんだぜ!・・・・・・というより、2箱組み合わせるとちょうど1m程度の高さになるので調度良いと思いますよ!
ここからが、キモとなります。プロジェクタの明るさ、コントラスト、部屋の照明、カメラの露出、ゲインとスクリーンに映す画面の色の6パラメータを調整していくことでfiducialマーカと指タッチの両方認識、スクリーンへのそれなりの描画を目指します!
同じ様な方法で他にもどなたかやっておられる方がいらっしゃるかと思いますが、僕の環境を載せておきます。う、うわなにをするやめ、くぁwせdrftgyふじこlp;@:
というくだらないのは置いておいて、色々と問題点も残っていますので後日まとめます。